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徒然日記

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ジェラール・フィリップ

何もすることがない休憩時間に読書をはじめました。読んでいるのは、スタンダールのパルムの僧院。この文庫本を購入したのは、TVで放送された映画を見て原作が読みたくなり購入したので、10年ぐらい前になるかも。本を読んでいたら、ひさしぶりにDVDが見たくなった。この映画は60年ぐらい前のものなので、ノイズはあるし音は割れてしまっているし映像的にはあまりよくない。長編小説を映画化という限られた時間にするために、ファブリスの2度目の投獄と、釈放された後説教で有名になったファブリスがクレセンチ侯爵夫人となったクレリアと闇の中で逢瀬を重ね、2人の間に子供が生まれる。子供とクレリアが病でなくなり、その後ファブリスはパルムの僧院に退き生涯を終えるという場面が省略されているのは残念。しかし、ファルネーゼの塔での2人のやりとりは映画史に残る素敵なラブシーンだと思うし、脱獄というスリル感や絶対王制に対する市民の不満など時代背景もよく描かれていて素晴らしい作品に仕上がっています。
主人公のファブリスを演じるジェラール・フィリップは、愁いを帯びた眼差しの美男子である。昨年没50周年特別企画で各地で映画が上映された。今年に入ってからも上映されているので機会があれば、モンパルナスの灯を見たいと思います。
彼が出演した作品で、愛人ジュリエットという映画があります。題名だけ聞くと昼ドラのような内容なのかと思いがちですが、「“詩的リアリズム”の作家カルネの感傷的な幻想ロマンの傑作」だそうで是非見たいなと思ったのですが、DVDは入手できないようで......どこかで上映してくれるのを待つしかないのか。


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ジェラール・フィリップ
(Gérard Philipe, 1922年12月4日 - 1959年11月25日、本名はGérard Albert Philip)南フランスのカンヌにあるパーク・パラス・ホテルの支配人の二男として生まれる。幼い頃のあだ名はジェジェで、やんちゃで甘えん坊だったという。母親の知人である映画監督マルク・アレグレを初め、多くの演劇関係者たちと出会ったことから、映画や演劇の世界に魅了され、俳優の道を志すようになる。
1940年代後半から1950年代のフランス映画界で、二枚目スターとして活躍、1950年代のフランスの美としてその人気を不動のものとした。
by yunyu-a | 2010-03-20 13:44 | 映画 | Trackback | Comments(0)

くま好きによる動物園で撮影した写真と、日々の出来事、バレエのお話を綴ります


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